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第１章　覇王あっけない

米農家に生まれ、小さい時から、米作りが嫌で嫌で、どうやったら米作りから逃げられるか、ひたすら考えて生きて来ました。

小学生の時、カマでイヤイヤ稲を刈っていると、自分の左手の小指バッサリと切りました。
かなりの深さで、グローブがはめられず、少年野球休みました。そしたら、そんな怪我で休むなんて、ありえないと、イジメられ米なんで大嫌いだ―――

ある程度大きく成ると、父親との喧嘩が始まりました。元々嫌いで我慢してたのですが、ある程度自分に力が有るとわかると、我慢出来ない。米作り命の父親が、私が田植え機で苗を植えて往復して帰って来る度に、下手くそ自分の植えた苗を見ろ、ぐにゃぐにゃに曲がってると、罵倒してくる、殺したろか
胸ぐらをつかむと、母親が間に入って止める

とある日は、父親の不注意で、軽トラでバックしたら、止めてあった姉の軽自動車にぶつかり、運転席のドアを跳ね上げるように、駆け足で出てきて、姉の車にライダーキックしました。自分は悪くないと言わんばかりの行動に、我慢出来ず胸ぐらをつかむと、母親が、間に入って止める。こんな事の繰り返しでした。

そんな父親も、衰えて何も出来なく成りました。けど、田んぼには、来るんです、うっとおしい



令和6年1月　亡くなりました。

何故か、今、米作り最高!!
嫌な思い出ばかりが、思い出されますが、どこかに、父親の血が流れてます。

こんな父親が教えた米作りですが、良いもの作ります。

是非、長いお付き合いを
すべての人に、感謝です!!

ご要望に応え、第1章残します